穂MINORIのこだわり

環境にやさしい農業と美味しさの追求
世羅の豊かな自然と環境に配慮した農法で育てた無農薬のお米や麦。
清らかな水と涼しい気候が育む自然の恵みを活かし、安心・安全な美味しさをお届けしています。
無農薬栽培は雑草との戦い 無農薬栽培
通常、田んぼにまく農薬は主に「除草」と「病害虫の駆除」を目的として使用されます。
無農薬の田んぼでは雑草を防ぐことは特に大切で、そうすることで稲の成長を促進し、さらに害虫の発生自体を抑える効果があります。
畑の土の上に黒いビニールシートが貼ってあるのを見たことがありますか?
農業用マルチといって遮光することで雑草を防いだり土壌の水分を適度に保持するなどの効果があります。
「世羅の真心」の田んぼでは田植えの際に、ビニールではなく紙でできた「紙マルチ」を貼って雑草を防いでいます。
紙マルチは環境に優しく50日ぐらいで分解され土に還るのが特徴です。
紙マルチは特別な機械を使い田植えと同時に貼っていきます。

環境負荷を軽減する循環型農業 こだわりの土づくり
収穫が終わると翌年に向けた土づくりをはじめます。
一年かけて発酵させた堆肥を田んぼにまき、それを鋤(すき)がついた機械で土に混ぜ込みながら耕します。
これはプラウ耕と呼ばれ、土壌を稲が成長しやすい適度な粗さに砕きます。
土の上層と下層を深く掘り起こし入れ替えることで無農薬栽培の最大の難点である雑草対策となり、また空気に触れ微生物と混ざり合うことで病原菌の予防効果も得られます。
堆肥には、土壌の保水性と透水性がアップしお米に甘みが出る「竹チップ堆肥」に世羅ワイナリーでワインづくりに使われたブドウの搾りかすを混ぜて発酵させたものを使用しています。
ワインづくりの過程で大量に生産される搾りかすは、産業廃棄物として処分されていましたが、堆肥に利用することで廃棄量を減らし環境負荷を軽減する循環型農業を実践しています。
時々上下をひっくり返しながら発酵させ堆肥を作ります。

高地ならではの気候ときれいな水 世羅の恵まれた環境
わたしたちが作るお米「世羅の真心」は、広島県世羅郡世羅町の西北端、分水嶺(ここに降った雨が日本海と瀬戸内海に分かれる)のある世羅大地で育ちました。
標高は高いところで476mあり、きれいな水と昼夜の寒暖差がおいしいお米を育てます。
また雨水、湧き水などミネラル豊富な天然水も土壌に栄養を与え、お米づくりの土台となっています。
さらに「世羅の真心」は、有機JASに定められた炭による浄水も行っています。
